クリエイティブ・リユース

今年度,とても嬉しいことに...

これまでの「科学と芸術の対話」の取り組みに,興味を示して頂いた高知県立美術館の学芸員さんからお声をかけていただき,

クリエイティブ・リユースに関して美術館と協力・連携させていただくことになりました.

日本のクリエイティブ・リユースを先導していらっしゃるIDEA R LAB代表の大月ヒロ子さん ( http://www.idea-r-lab.jp/ ) と,

高知県立美術館が複数年プロジェクトとして取り組んでいきます.

クリエイティブ・リユースとは,社会経済的文脈でのリサイクルとは少し異なります

身の回り(街単位)から回収した地域の廃材を収集〜整理〜保管〜活用しながら,

地域の魅力や文化活動,創造活動を再発見するという意味合いが強く,世界各国で展開されています.

今回は,「科学と芸術の対話」では地球科学研究の現場からの廃材提供で協力いたしました.上の2枚の写真は,実験用の金属を加工する際に出る削り屑と,実験を終えた岩石試料たち,下の写真は,美術館の方が実際に研究者と対話しながら廃材を収集している様子です.

今年はサマープロジェクトとして「マテリアル・ミュージアム」と言う展示が,8月11日より美術館の方で始まっています(https://moak.jp/event/exhibitions/post_417.html

今回,高知県内から収集した廃材は,500点にもなったそうです.

先日,私も実際に展示会場へ行ってきました.

今回の「マテリアル・ミュージアム」は,収集した廃材が展示室にズラ〜っと分類して並べられています.会場へ入った人は,各人が心ときめく廃材を見つけて,会場に幾つか設置されている撮影台に思い思いに並べて写真を撮ります.

撮影した写真は,個人で楽しむだけでもいいし,会場の美術館スタッフの方にデータを共有して,会場に作品として貼ってもらうこともできます.

以下の写真は,実際に私が撮影した写真作品です

これは,カーテンのヒダヒダ部分?を私がクルクル巻いて向日葵みたいにしてみました

こちらは,ダンボールを組み立てる際に留めていたホチキスを互いに引っ掛けていったら...どこか昆虫のような形になりました.

これら以外にも見たことのない素材がたくさんあります.皆さんもぜひ,高知県立美術館へ遊びに行ってみてください!入場は無料です.

Dialogue_Science and Art

「科学と芸術の対話」プロジェクト _KOCHI Univ. (2018 - 2020)_ 地球という探求対象を 科学的かつ芸術的に捉える試みとして 2018年からスタートしました 科学とは何か?人間とは何か? という根源的な問いを形にしていきます

0コメント

  • 1000 / 1000