アーティスト イン レジデンス2019_その2
いよいよアーティストによる作品制作です
高知コアセンターないから集めた「不用品」が中庭の空間に配置され,
作品の一部になっていきます
研究者をはじめ,コアセンターの職員の皆さんは変化していく中庭の様子を覗いてみたり,
自分が提供した不用品を見つけて「少し嬉しい」と呟いたり
科学研究の現場には今までなかった「刺激」を感じている研究者/職員は少なくはなかったようです
一見,マクロな視点では見えにくい物も,
近づいてミクロな視点で見てみるとその存在に気づく.
これは,科学研究に重ねてみることができる事だと気づきます
最終日の11/3には一般の方にこの作品空間を公開します
そのために,空間の総合的なデザインをするのはサイエンスデザイナー(ササオカミホ)の役目です
作品は,枯山水のような中庭に完成しました.
海洋科学の研究センターにちなんで「枯れ海水の庭」と変化しました
どちらかが安定で,どちらかが不安定?
自然界から学ぶ科学と,内から表現される芸術には,本質的な共通点が多いことに気付きます
マクロな視点とミクロな視点で作品から何を感じ,何を思索するか?
そこに正解はなく,「ゆらぎ」のような曖昧さゆえの自由を持ったこの作品
この作品空間が,研究者はもちろんあらゆる立場の人々にとって解放される場になると嬉しいです.
このように,科学と芸術の対話は形を変えながら,両者の探求の本質に迫る取り組みを続けていきます
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