アーティスト イン レジデンス2019_その1
10/30〜11/3の期間,
高知コアセンター(高知大学 海洋コア総合研究センター/JAMSTEC高知コア研究所)にアーティストのSAKISAKI(https://sakisakiartes.com/)さんが滞在し,科学研究の空間にアート作品(インスタレーション)を制作しました(アーティスト イン レジデンス:AIR)
今回のAIRは,研究者とアーティストが対話することから始まりました
現在の科学は,細部への探求によって全体を捉えようとする「還元主義」です
現代アートは,セザンヌ以降,色,光,線といった部分へ還元された表現へと変化しています
科学の研究者とアーティストの対話によって,それぞれの探求/表現活動の本質がどのように見えてくるのか?
今回の対話では,
不安定と安定とその途中にある準安定についてや,
生物とは?という哲学的な問いに対して深く対話しました
研究者もアーティストも互いにいつもとは少し違った視点で考える刺激になったようです
対話に参加していただいた研究者の皆様,ありがとうございました
対話のあとは,作品に使える不要な物を回収する作業です
今回のアート作品は,科学研究の過程で不要になったものが材料となります
私たちの暮らす3次元の世界は,物質は形を変えて存在し続けます
個人が不要になったものは消えるのではく,永遠にこの世界のサイクルに存在し続ける
そのような深いメッセージも作品で表現されます
さぁ.どんな作品となるでしょう?
「アーティスト イン レジデンス_その2」に続く.....
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